妊婦さんの着付け・帯締めの長さが足りないとき!
妊娠後期のお腹が大きくなった妊婦さんの着付けでは、紐の長さが足りないときがあります。紐は2本つないで使ったり、晒しを細長く切って準備したりできますが、どうしようもないのが、帯と帯締め。
最近の新しい帯締めはかなり長くできていますので、気になりませんが、昔のものは短くて、写真のように、房が前に来てしまう事があります。
ここでは、帯締めの長さが足りないときの対応方法をまとめますね。妊婦さんじゃなくても、ふくよかな方の着付けでも実践しています。
こちらでは、二種類の方法で帯締めの短さが気にならないようなポイントをまとめますね。
帯締めの房が短い場合はクルっとまわして房を隠す
1.帯締めの房がない、房が短い場合は、普通に結びます。
平打ちのもの限定でしょうか。まるぐけ、丸組みなど帯締めを重ねて仕上げないタイプの帯締めの場合は、下のもう一つの方法を試してください。
2.帯締めをくるっと表裏を回転させます。
3.房を、帯締めの下に隠すようにまとめます。かすかに見えますが、極力目立たないように。
房が長い帯締め、まるぐけ・丸組みなど帯締めを重ねて仕上げられない場合は後ろで結ぶ
房が短かくて主張していなければ、帯締めをクルっと返して、房の部分を隠すように左右から来ている帯締めの下にしまうこともできますが、冒頭の写真のような房がしっかりしたものだと、隠しようがありません。
そこで、違う結び方を。
1.帯締めの中心に結び目を作ります。
2.結び目を帯の中心に合わせて、帯に隠れる位置で帯締めを結びます。
帯留めを使うときの結び方の応用です!結び目を作って、帯留めのように見せます。
これで、すっきりとしますね。
写真は、帯板が入っていないので、帯がちょっとシワになっちゃってます。。。すみません。